裏庭からスピカ

基本は雑記、ときどき小説の話……をしたい。

たられば

「たられば」を口にするのは本当につまらない行為だとわかっちゃいるのですが、それでもやっぱり諦めきれないことはあるものです。 もし、イビチャ・オシムが病に倒れていなければサッカー日本代表ははたしてどのような軌跡を描いていただろうか。もうほんと…

お菓子には夢がある

たぶん愛とか希望とか魔法とかもある。そりゃもうてんこ盛りよ。 お菓子屋さん、洋菓子店、パティスリー、呼び名は何でもいいのですが、とにかく店のショーケースに色とりどりのケーキが整然と並んでいる光景はとても美しいと思います。宝石箱になぞらえて語…

本屋大賞と推理作家協会賞

先日、2018年の本屋大賞が発表されて辻村深月『かがみの孤城』が大賞に選ばれました。この本屋大賞、始まったのが2004年とまだ歴史は浅いにもかかわらず、今や相当な影響力を持つ賞として認知されておりますね。 「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本…

勇者の孤独

Switch(未購入)でゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(未購入)をやりてえなあ、とこのところ思っておりました。しかしそれを実行に移せば、己の懐具合と可処分時間に甚大な影響を及ぼすのは必至。 なので代替案として、すでに一度クリア済みである3DSのゼ…

さよならだけが人生だ

花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ。 唐代の漢詩をそう訳したのは井伏鱒二ですが、本当にすごい訳だなとしみじみ感じます。平仮名の良さを存分に引き出した、とでも申しましょうか。 そんなわけで話は飛びます。現在公開中のアニメーション映画…

とても静かな場所

ついつい積ん読をしてしまう人は少なくないでしょう。かく言う私もその一人でね。 「三回生まれ変わっても読み切れないんじゃねーかこれ」と思いながらも、何ら対策を講じることなく無造作に積み上げていたわけです。 しかしようやく重い腰を上げ、「同じ人…

家族最強論

昨年末の話ではありますが、王城夕紀『天盆』を読みました。『青の数学』で名を馳せた方のデビュー作ですね。 架空の古代中国を舞台としたファンタジー小説で、これがまた面白かったのです。一つの場面を短く切り上げることによって畳み掛けるようなハイテン…

君の庭

何か『君の名は。』っぽいタイトルだな、と思われそうですが実際その通り。『君の名は。』+『言の葉の庭』の話です。といってもメインは『言の葉の庭』、しかもノベライズの方。 2016年夏に『君の名は。』が公開されたわけですが、どえらいヒットだというこ…

笑えばいいと思うよ

お笑い界についてはぼんやりとした知識しかなくどちらかといえば疎いのですが、海原やすよともこだけは動画で観て以来はまっております。 彼女たちはすごい。何がすごいって、作為の匂いがしない。漫才のための特殊な状況設定を必要としていないように思うの…

ブッフォンが泣いている

ああ……。「こんな最後は望んでいなかった」と言われると、もう。 ビッグイヤー以外はすべて手に入れたといっても過言ではない、生きる伝説と呼んでも何らおかしくないほど輝かしいキャリアを誇るブッフォンであっても、W杯の出場権を逃したとなれば人目をは…

墨谷高校に魔曲を

風呂に入っていると窓の外から蛙と鈴虫の鳴き声がダブルで聞こえてきます。暑いのにはまだ変わりありませんが、徐々に秋の気配も忍び寄ってきているようです。 高校野球も準決勝と決勝を残すのみ。今年はやけにホームランが飛び交っているせいで、セーフティ…

たぶんエイジングの話

男子、女子というフレーズに対象年齢はあるのか。婚活パーティーの主催者が「今日の参加者は男子が多くて」などと言っているのを聞いて違和感を覚えたことはあります。「さすがにもう男子女子って年齢でもないんじゃない?」と。 ですが飲食店でよく見かける…

愛し愛されラブホテル

「なんか……リゾートでのんびりしてえ」などとたまに思ったりするわけですが、ふと気づきました。リゾートホテルとラブホテルって造りが似てないか、と。 都市部のラグジュアリーなホテルの経営母体がラブホテルグループという例(ただしHPを見てもわからない…

瀬戸のシータ

1988年に開通した瀬戸大橋、もうすぐ30周年にもなるんですね。久しぶりに車で渡る機会があり、ようやく『村上海賊の娘』を読み終えたところだったので非常にタイムリーな眺めでした。あんな島だらけのところで縫うように船を進ませるんですから、そりゃあ操…

スルツェイ

スルツェイ島、1963年海底火山の噴火により出現した世界でいちばん新しい陸地です。そんなことはWikipediaを読めば書かれていますが、個人的には『絶対に行けない世界の非公開区域99~ガザの地下トンネルから女王の寝室まで』をおすすめしたい。 この本に載…

桃色季節到来告げて

EROな記事かと思った方には大変申し訳ない。5月、それはジロ・デ・イタリアの季節。ロードレース界において三大グランツールのひとつに数えられるビッグレースです。そのリーダージャージのマリア・ローザ(ツール・ド・フランスでいうところのマイヨ・ジョ…

気になるあの子は第五列

タイトルに深い意味はない。浅い意味さえない。 最近、下斗米伸夫『ソビエト連邦史』を読んでおりますが、そこで頻出する語句がこの第五列。要はスパイ、対敵協力者のことですね。元々はスペイン内戦で反政府側によって使われたのが始まりだとか。第五列なる…

ピアノマン

話題としてはちょっと遅れていますが、今回の本屋大賞を受賞した作品は恩田陸『蜜蜂と遠雷』でした。ちなみに前回が宮下奈都『羊と鋼の森』、どちらも未読ではありますがまずタイトルがいいですよね。淡々としていながらリリカルな。 『蜜蜂と遠雷』の主人公…

裏切り者から再び英雄へ

プロ野球が開幕して二週間、広島カープは今年も好調なようですね。特別どのチームのファンというわけでもありませんが、今はもう引退されている前田智徳モデルのバットを持っているのもあってカープの調子は気になります。 なかでも昨年セ・リーグ優勝の立役…

地方都市より愛をこめて

一時期、趣味:タワレコみたいになっていたことがありました。仕事帰りにタワレコへ寄り、まだ自分の知らないバンドを試聴機でチェックしまくっていたのです。 ちなみにその店舗は岡崎体育「FRIENDS」のMVで出てくるところですね。ぬいぐるみと“バンドざまー…

Switchが出る

3月3日、任天堂から新しい据え置き型ハードである「Switch」が発売されます……と書いてしまうのはもしかしたら正しくないのかもしれない。どちらかといえば「高スペックの携帯型ゲーム機だが、据え置き型としても使える」のがスイッチだと理解した方がよいの…

はじめまして

TwitterやFacebookといったSNSの方が手軽だろうなとは思いつつ、そのスピード感についていける気がまったくしなかったため今さらながらブログを始めてみることにしました。 素人ながらいくつか小説を書いているので、その宣伝がてらという下心ももちろんあり…