桃色季節到来告げて
EROな記事かと思った方には大変申し訳ない。5月、それはジロ・デ・イタリアの季節。ロードレース界において三大グランツールのひとつに数えられるビッグレースです。そのリーダージャージのマリア・ローザ(ツール・ド・フランスでいうところのマイヨ・ジョーヌ)がピンク色ですので。
こんなタイトルにしたのはナンバーガール「透明少女」をこの頃よく聴いていたせい。星野源やアジアンカンフージェネレーションもカヴァーしていたのね。名曲よな。
イタリアという国は非常に面白い。かつてのサッカーブラジル代表を指した言葉に“バグンサ・オルガニザータ(混沌と秩序)”というのがあるが、これはそのままイタリアにも当てはまるんじゃないかって思います。カトリックの総本山、シチリア島という一地方の暴力組織でありながら組織犯罪集団の代名詞になったマフィア。
古くはローマ帝国、後にもヴェネツィアやフィレンツェのような強力な都市国家を生み出したかと思えば、近世ではひたすら諸外国に蹂躙されるばかり。とにかくイタリアにはいろいろな顔がありすぎる。
架空のイタリアを描いた物語ではありますが、相田裕『GUNSLINGER GIRL』も好きですよ。マンガ好きなら一度はぜひ。