2018-01-01から1年間の記事一覧
2004-05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝、ACミラン×リヴァプールFCによる試合は“イスタンブールの奇跡(あるいは悲劇)”として広く知られています。 前半は圧倒的なミランペースで3ー0、しかし後半にリヴァプールが3点差を追いつき(たしか6分間での…
備忘録……かつてフィリップ・トルシエの下でコーチを務めた山本昌邦が同タイトルの本を出していますね。サッカー日本代表が初めて決勝トーナメントへ進んだ2002日韓W杯から16年、今回のロシアW杯は日本サッカーにとって重要な局面へ差し掛かっているのかも…
「たられば」を口にするのは本当につまらない行為だとわかっちゃいるのですが、それでもやっぱり諦めきれないことはあるものです。 もし、イビチャ・オシムが病に倒れていなければサッカー日本代表ははたしてどのような軌跡を描いていただろうか。もうほんと…
たぶん愛とか希望とか魔法とかもある。そりゃもうてんこ盛りよ。 お菓子屋さん、洋菓子店、パティスリー、呼び名は何でもいいのですが、とにかく店のショーケースに色とりどりのケーキが整然と並んでいる光景はとても美しいと思います。宝石箱になぞらえて語…
先日、2018年の本屋大賞が発表されて辻村深月『かがみの孤城』が大賞に選ばれました。この本屋大賞、始まったのが2004年とまだ歴史は浅いにもかかわらず、今や相当な影響力を持つ賞として認知されておりますね。 「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本…
Switch(未購入)でゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(未購入)をやりてえなあ、とこのところ思っておりました。しかしそれを実行に移せば、己の懐具合と可処分時間に甚大な影響を及ぼすのは必至。 なので代替案として、すでに一度クリア済みである3DSのゼ…
花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ。 唐代の漢詩をそう訳したのは井伏鱒二ですが、本当にすごい訳だなとしみじみ感じます。平仮名の良さを存分に引き出した、とでも申しましょうか。 そんなわけで話は飛びます。現在公開中のアニメーション映画…
ついつい積ん読をしてしまう人は少なくないでしょう。かく言う私もその一人でね。 「三回生まれ変わっても読み切れないんじゃねーかこれ」と思いながらも、何ら対策を講じることなく無造作に積み上げていたわけです。 しかしようやく重い腰を上げ、「同じ人…
昨年末の話ではありますが、王城夕紀『天盆』を読みました。『青の数学』で名を馳せた方のデビュー作ですね。 架空の古代中国を舞台としたファンタジー小説で、これがまた面白かったのです。一つの場面を短く切り上げることによって畳み掛けるようなハイテン…
何か『君の名は。』っぽいタイトルだな、と思われそうですが実際その通り。『君の名は。』+『言の葉の庭』の話です。といってもメインは『言の葉の庭』、しかもノベライズの方。 2016年夏に『君の名は。』が公開されたわけですが、どえらいヒットだというこ…