裏庭からスピカ

基本は雑記、ときどき小説の話……をしたい。

笑えばいいと思うよ

お笑い界についてはぼんやりとした知識しかなくどちらかといえば疎いのですが、海原やすよともこだけは動画で観て以来はまっております。

彼女たちはすごい。何がすごいって、作為の匂いがしない。漫才のための特殊な状況設定を必要としていないように思うのです。

“街のどこかで交わされている、関西のおもろいねーちゃんたちの会話”をそのまま漫才にまで昇華させることができる、それがやすともの魅力でしょう。

 

先頃行われた漫才のビッグイベント、Mー1グランプリで優勝を果たしたのはとろサーモンでした。

前述の通りお笑いに疎いものですから、コンビの名前を知ってはいても彼らの漫才がどんなものなのかはまったくわからない。ミーハーっぽいですけどちょっと気になりました。なので決勝で披露した二本のネタを動画で観てみたのです。

そしてあっという間にファンになりましたとも。

たぶん、かなり好き嫌いがわかれるタイプのスタイルだとは思います。「どこが笑いどころ? さっぱりわからん」と口にする人がいても仕方ない。ですが“芋神様”ネタは個人的にめちゃくちゃ笑えました。

 

アナーキーさというか破れかぶれな雰囲気を漂わせる、異端の漫才師コンビとろサーモン海原やすよともこの正統な感じとは真逆かもしれません。でもどちらも面白い。

私が知らないだけで、きっと他にも実力のある漫才師たちがたくさんいるんだろうな。

ブッフォンが泣いている

ああ……。「こんな最後は望んでいなかった」と言われると、もう。

ビッグイヤー以外はすべて手に入れたといっても過言ではない、生きる伝説と呼んでも何らおかしくないほど輝かしいキャリアを誇るブッフォンであっても、W杯の出場権を逃したとなれば人目をはばからず涙してしまう。

だからこそサッカーを観てしまうのだ、と言うべきなのかもしれませんね。

それにしてもオランダに続いてイタリアまで予選敗退とは。ヨーロッパは厳しいな。

墨谷高校に魔曲を

風呂に入っていると窓の外から蛙と鈴虫の鳴き声がダブルで聞こえてきます。暑いのにはまだ変わりありませんが、徐々に秋の気配も忍び寄ってきているようです。

高校野球も準決勝と決勝を残すのみ。今年はやけにホームランが飛び交っているせいで、セーフティーリードというものが存在していない様相を呈しています。そんなのはかつての智弁和歌山高校戦くらいのものだと思っておりましたが。

智弁和歌山高校といえば魔曲と呼ばれる「ジョックロック」に触れないわけにはいかんでしょう。ちなみに高校野球における魔曲とは、ビッグイニングや逆転劇を誘発する空気を持つ応援曲のことですね。

全盛期の智弁和歌山高校の豪打をご存じの方ならば「智弁和歌山のアレ」で通じてしまうほど有名な「ジョックロック」ですが、元はYAMAHAが配布していたMIDI音源の曲なのだそうです。それをあそこまでの魔曲に仕立て上げるとは慧眼にして凄腕。

 

そういえば高校野球マンガの名作である『プレイボール』にまさかの続編が。現在グランドジャンプにて連載中でして、読んでみてびっくり。ちばあきおの画風そのままでコージィ城倉が描いているのです。ここまで再現できるのかと本当に驚きました。

うーん、続きが非常に気になる。谷口率いる墨谷高校が念願の甲子園出場を果たせるよう、ぜひとも魔曲が後押ししてほしいところ。

たぶんエイジングの話

男子、女子というフレーズに対象年齢はあるのか。婚活パーティーの主催者が「今日の参加者は男子が多くて」などと言っているのを聞いて違和感を覚えたことはあります。「さすがにもう男子女子って年齢でもないんじゃない?」と。

ですが飲食店でよく見かける女子会プランを使って、おばあちゃんたちが同窓会を開いている姿にはとてもほっこりします。昔を懐かしんで少しでも気持ちが若返るのならそれは素敵なことでしょう。プライベートな時間においては別に何歳でも男子・女子でかまわないんじゃないかね。少年少女のハートはいくつになっても持ち合わせているものですから、きっと。

そんなわけで男子会を開きたいと思う今日この頃。いかにも女性好みな空間のイタリアンで肉系ばかり喰らう男子ども、もしこのような輩を見かけることがあったとしても、そこは温かい心と冷たい眼差しとでスルーしていただきたい。

 

当初は熟成肉や熟成寿司について何か書こうと考えていたのに、まったく違うものになってしまった。まあ、よくある話です。

肉に関してはドキュメンタリー映画『ステーキ・レボリューション』や、本ならマーク・シャツカー『ステーキ! 世界一の牛肉を探す旅』あたりが面白いかと。流行りのドライエイジングビーフについても相当詳しく描かれています。

これからどんどん暑くなりますし、がっつり肉! もいいんじゃないでしょうか。

愛し愛されラブホテル

「なんか……リゾートでのんびりしてえ」などとたまに思ったりするわけですが、ふと気づきました。リゾートホテルとラブホテルって造りが似てないか、と。

都市部のラグジュアリーなホテルの経営母体がラブホテルグループという例(ただしHPを見てもわからない)もありますし、アーバンリゾート的なホテルも親和性が高いんじゃないかねえ。もちろん違いも大きいのですが。

そもそも海外には、日本でいうところのラブホテルがほぼ存在しないそうな。ならクールジャパン的にラブホ文化を発信していけば、各国の若者たちに受ける可能性は低くないんじゃないでしょうか。車か家か、の二択しかないとしたらさすがに厳しいよね。

 

今回、ブログを始めてから10回目となる記事でした。読まれているブログってだいたいが「何らかの知識を得られる」もしくは「あるテーマにおける意見表明(尖っているとなおよい)」なんだなあ、と感じます。

そうと認識しつつ、日記のなり損ないでしかないスタイルを当面は続けていくつもりです。披露できるほどの知識はなし、主張するほどの意見もなし。

ふわっとした文章がいくつか積み重なっていけばそれでよし、なのです。今のところ。