裏庭からスピカ

基本は雑記、ときどき小説の話……をしたい。

瀬戸のシータ

1988年に開通した瀬戸大橋、もうすぐ30周年にもなるんですね。久しぶりに車で渡る機会があり、ようやく『村上海賊の娘』を読み終えたところだったので非常にタイムリーな眺めでした。あんな島だらけのところで縫うように船を進ませるんですから、そりゃあ操船技術も尋常じゃなくなるってもんでしょう。

私は瀬戸内海沿岸で生まれ育った人間ですので、太平洋や日本海を眺めるとあまりに島がなさすぎて不安になってきます。何ですかね、無島不安症候群? ややニュアンスは異なるが「人は土から離れては生きられないの」を地でいっとりますな。

 

それにしても「もし『村上海賊の娘』を映像化するなら」と空想してみた場合、実写だと配役の難易度がめちゃくちゃ高そうです。特に眞鍋七五三兵衛。もう一人の主役と言うべき、あの人間離れした陽気な豪傑をいったい誰が演じられるのだろうか。

個人的には照英くらいしか思い浮かびません。