裏庭からスピカ

基本は雑記、ときどき小説の話……をしたい。

墨谷高校に魔曲を

風呂に入っていると窓の外から蛙と鈴虫の鳴き声がダブルで聞こえてきます。暑いのにはまだ変わりありませんが、徐々に秋の気配も忍び寄ってきているようです。

高校野球も準決勝と決勝を残すのみ。今年はやけにホームランが飛び交っているせいで、セーフティーリードというものが存在していない様相を呈しています。そんなのはかつての智弁和歌山高校戦くらいのものだと思っておりましたが。

智弁和歌山高校といえば魔曲と呼ばれる「ジョックロック」に触れないわけにはいかんでしょう。ちなみに高校野球における魔曲とは、ビッグイニングや逆転劇を誘発する空気を持つ応援曲のことですね。

全盛期の智弁和歌山高校の豪打をご存じの方ならば「智弁和歌山のアレ」で通じてしまうほど有名な「ジョックロック」ですが、元はYAMAHAが配布していたMIDI音源の曲なのだそうです。それをあそこまでの魔曲に仕立て上げるとは慧眼にして凄腕。

 

そういえば高校野球マンガの名作である『プレイボール』にまさかの続編が。現在グランドジャンプにて連載中でして、読んでみてびっくり。ちばあきおの画風そのままでコージィ城倉が描いているのです。ここまで再現できるのかと本当に驚きました。

うーん、続きが非常に気になる。谷口率いる墨谷高校が念願の甲子園出場を果たせるよう、ぜひとも魔曲が後押ししてほしいところ。